
ソフトバンクから、ちょっと変わった名前のスマホが降ってきました。その名も「Natural AI Phone」。2026年4月24日、ソフトバンクブランドでの発売がアナウンスされています。公式プレスリリースのタイトルそのまま、「Natural AI Phone」を“ソフトバンク”で発売、という打ち出しです。
で、気になる中身なんですが——まず押さえておきたいのは、これがキャリア主導のAIスマホとして打ち出されている点。最近のスマホはメーカー側(Apple、Samsung、Google)がAI機能を載せる流れが主流ですが、日本のキャリア側が「Natural AI Phone」というAIを前面に出した商品名で売り出してくるのは、けっこう珍しい動きです。
個人的に刺さったのは、商品名に「Natural」とついているところ。AIに話しかける/呼び出す動作がどれだけ自然かを売りにする設計意図が透けて見えます。Googleが「Option+SpaceでGemini呼び出し」をMacで仕掛け、SamsungがGalaxy AIの同時通訳を前面に押す流れの中で、ソフトバンクは「ボタンひとつ・声ひとつで話題のAIに繋がる端末」という立ち位置を狙ってきた——というのがパッケージングから受ける第一印象です。
ただ、ここは正直に言っておきます。価格、RAM、ストレージ、カメラ構成、SoC、バッテリー容量、AI機能の具体名——このあたりは公式プレスリリース本文と製品ページを読んで突き合わせるのが正解です。キャリア系のAIスマホは「SoCは既存モデル流用+AIサービス連携が新規」というパターンが多く、ハードウェアのスペックだけで評価すると本質を外します。買う前に必ず公式ページで仕様を確認してください。
前モデルと比べると——というか、キャリア発AIスマホの先行例で言えば、ドコモ・auも「AIアシスタント統合」「AI翻訳搭載」を前面に出した端末企画を過去に打ってきました。ただし、そこで問われたのはAIサービスが端末の買い替え理由になるかどうか。LINEヤフーや独自AIアシスタントをバンドルする動きはあっても、「AIのために機種変更する」というユーザー行動までは取り切れていない、というのが正直なところです。今回の「Natural AI Phone」がその壁をどう超えるか、ここは触ってみてから評価したい。
それと、同日に発表された「だれでもAI」サービスとの関係性もポイントです(こちらは別記事で詳しく扱います)。ソフトバンクが4月17日に一気に打ち出した「Natural AI Phone × だれでもAI × AI DANCE LAB」の三本立ては、明らかにAI体験の敷居を下げる一般ユーザー向け施策として設計されている。スマホ本体・AI体験サービス・エンタメ連携で、「AIは難しそう」層を丸ごと取りに行く構成です。
注意点として、ソフトバンクブランドでの販売なので、ワイモバイル・LINEMO・MVNO経由での取り扱いは別途確認が必要です。料金プランとセットの割引・キャンペーン設計でトータルコストは変わってきます。端末単体の割賦価格だけで判断すると、逆に割高になるケースもあるので、ここは契約プランと組み合わせた総コストで見る癖をつけたいところ。
「Natural AI Phone」という打ち出しが、実際にどのAI体験で差を出してくるか。4月24日以降、店頭と公式ページで動きを追いたいですね。
ソフトバンク公式プレスリリース — 「Natural AI Phone」を”ソフトバンク”で4月24日に発売(2026-04-17)