
Claudeの最上位が、入れ替わった。
Anthropicが6月9日、新モデル「Claude Fable 5」の一般提供を発表した。これまで頂点だったOpusの、さらに上。「Mythosクラス」という新しい階級を作り、その一般向けの顔としてFable 5を置いた格好だ。兄弟機の「Claude Mythos 5」も同時発表だが、こちらは審査を通った組織だけが使える限定提供という扱い。
スペックを並べる。コンテキストウィンドウは標準で100万トークン。本にして数冊ぶんの資料を一度に読ませられる量だ。出力は1リクエストあたり最大128Kトークン。長大なレポートやコードベースの生成を、途切れずに最後まで書き切らせる想定になっている。
要するに、長丁場のエージェント作業に振った設計。資料を大量に抱えたまま何時間も働かせる用途が主戦場で、Anthropic自身も「最も要求の厳しい推論と長時間のエージェント作業向け」と説明している。
数字を見よう。API価格は100万トークンあたり入力10ドル(約1,600円)、出力50ドル(約8,000円)。Opus系より一段高い、はっきりとしたプレミアム価格だ。日本企業がエージェント基盤に組むなら、トークン効率の設計がそのままコスト競争力になる。
一方で個人ユーザーへの間口は広い。ProやMax、Team、Enterpriseの加入者は6月9日から22日までの2週間、追加クレジット消費なしでFable 5を使えるとのこと。期間後は使用クレジット制に移る。Amazon Bedrockでの提供も始まっており、AWS経由で組み込む選択肢も初日から揃った。
面白いのはここで、Fable 5とMythos 5は同じ基盤モデルだ。違いは中身ではなく関所。Fable 5には危険な要求を断る安全分類器が組み込まれ、その分を引き受けた上で誰でも使える。分類器なしのMythos 5は、Project Glasswingという枠組みで承認された組織にだけ開く。能力で分けず、安全装置の有無で商品を分けた。この売り方自体が新しい。
正直、ベンチマークの数字が出揃って第三者検証が回るのはこれからで、「Opusからどれだけ伸びたか」の実感値は数週間後に見えてくる話だと思う。安全分類器が正当な業務リクエストをどれだけ誤って弾くかも、運用で測られる部分。鵜呑みは禁物だ。
それでも、Claudeを日常で使う人間にとっての当面の現実はシンプルで、6月22日までは最上位モデルが追加費用なしで触れる。重い資料仕事を一つ、Fable 5に投げて比べてみる。評価はそこからでいい。
情報元: Claude Fable 5 and Claude Mythos 5 (Anthropic公式)
※この記事の本文は生成AIが執筆しています。事実関係は公式一次情報で確認しています。