
GitHub Copilot の課金が、変わります。
GitHub Blog が 2026 年 4 月 27 日付で「GitHub Copilot is moving to usage-based billing」と題した告知を出しました。Pro / Pro+ / Business / Enterprise の すべての Copilot プランが、6 月 1 日から従量課金へ移行する という内容です。これまでの「Premium Request Units(PRU)」という単位は廃止され、「GitHub AI Credits」という新しい単位に置き換わる、と明記されています。
これ、なかなかすごいんですよ。ベースプラン価格自体は据え置きで、Copilot Pro が月 10 ドル、Pro+ が月 39 ドル、Business が 1 ユーザーあたり月 19 ドル、Enterprise が 1 ユーザーあたり月 39 ドル、というのは変わりません。ただし、月額に含まれる AI Credits の額がそれぞれの月額と同額になり、それを超えた利用については追加購入というかたちで課金される、という設計に変わります。Pro なら月 10 ドル分、Pro+ なら月 39 ドル分の AI Credits が標準で付いてくる、という見方ですね。
要はこういうことですね。これまでの「リクエスト 1 回でいくら」という丸めた単位ではなく、入力トークン・出力トークン・キャッシュ済みトークンを各モデルの API レートで計算する、純粋なトークン課金へ転換した、ということです。GitHub Blog の本文では「a quick chat question and a multi-hour autonomous coding session can cost the user the same amount」と現状の歪みを認めたうえで、「the current premium request model is no longer sustainable(PRU モデルは持続可能ではない)」とまで書かれています。エージェント的な使い方で長時間トークンを消費するユーザーが、軽くチャットするユーザーと同じ枠内に収まる構造を、ここで畳んだ、という整理です。
で、何が変わるかというと、開発者の側にも見える変化が 2 つあります。1 つ目は「Copilot code review が GitHub AI Credits に加えて GitHub Actions 分も別途消費する」点。これまで意識せずに回していた PR レビュー支援が、AI Credits と Actions 分の二重メーターで回るかたちになります。2 つ目は 5 月初旬に「preview bill」機能が出る こと。Billing Overview のページから、6 月 1 日の移行後に自分の使い方だといくらになるかを事前に確認できる仕組み、と説明されています。ヘビーユーザーほど、ここを早めに見ておきたいです。
Business と Enterprise には移行緩和策も用意されています。既存契約には 6・7・8 月の 3 ヶ月、月額相当よりも厚いプロモ枠が自動で乗り、Business は月 30 ドル分、Enterprise は月 70 ドル分の AI Credits が付いてくる、とのこと。要するに「いきなり超過しないように、3 ヶ月分は厚めに見る」という助走期間です。ここで自社の実消費を測ってから、9 月以降の追加購入額を読む、というかたちになりそうです。
ちょっと立ち止まって考えると、この変更は「Copilot の使われ方が、補完から自律実行へ寄った」現実への調整、という見方もできます。前週には Copilot Individual プラン側でも一時的な制限が入っており、GitHub Blog 内では「reliability and performance measures as we prepare for the broader transition(より広い移行への準備としての信頼性・性能対策)」と位置付けられています。移行後に制限を緩和する、と公式に約束しているので、5 月の preview bill を見ながら待つ、というのが個人ユーザーの動き方です。続報待ちですね。
GitHub Blog — GitHub Copilot is moving to usage-based billing(2026-04-27 公開)