
AWS のマイクロクレデンシャルが、2026 年 4 月 23 日から無料で受けられるようになりました。AWS Training and Certification のブログに「Microcredentials from AWS are now free」として出ています。
これ、地味に助かるやつです。今まではマイクロクレデンシャルを受けるのに AWS Skill Builder という有料のサブスクリプションが必要で、年数万円という額が「なんとなく腰が重い」原因でした。それが加入なしで誰でも取りに行ける形になった、というのが今回のニュースの骨子です。
専門用語っぽいので、すこし言い換えますね。
マイクロクレデンシャルは、特定のスキルを身につけたことを AWS が証明してくれる、小さめの合格証です。いわゆる「AWS 認定資格(Certified)」よりも守備範囲が狭く、ひとつのテーマに絞って学習 → 試験 → 合格証、の流れが比較的短く回るしくみです。
たとえば「生成 AI を業務で使うための基本」「クラウドで機械学習のデータを整える」「セキュリティの初歩」──こうした、ちょっと専門に踏み込んだ領域を、まとまった時間で学べる。学校現場で言うと、教科書 1 冊分ではなく、「単元ごとに修了証が出る」イメージに近いです。
記事の中で AWS は、「学びにアクセスする人を増やすため」という意図を書いています。特にクラウドと AI の領域は、学びたい人と、費用を工面しづらい現場の距離が開きがちで、そこをまず下げる、という姿勢です。
現場の感覚だと、情報システム担当の先生や自治体職員のみなさんが AI 研修を受けようとしたとき、「業務時間内には取れない」「自己負担で年会費は気が引ける」という壁がよく立ちはだかっていました。そこが無料でなくなれば、週末に一歩踏み出せる人はきっといます。
「いきなりクラウド全部を覚える」は続きません。マイクロクレデンシャルの良いところは、入り口をひとつに絞ってくれること。
ちょっと気になったのが、生成 AI の領域です。AWS はBedrock や Q といった生成 AI の窓口を広げてきていて、「使ってみたいけれど、どこから触ればいいのかわからない」方が多い印象です。マイクロクレデンシャルには、生成 AI の初歩をどう扱えばいいかをまとめたコースが揃っているので、そこから入るのが現実的だと思います。
こうした「現場で困る順」の基礎を、ひとつずつ手に入れられる。これは、学びたい人にとって大きな変化です。
AWS Skill Builder にサインインすれば、受講に進めます。個人なら AWS Builder ID で入るのが推奨で、サブスクリプションは不要。ログイン後にマイクロクレデンシャルの一覧から希望のコースを選べば OK です。
ただ、次のステップが楽しみですね。Skill Builder 側は Skills Profile で実績を見せやすい設計なので、受けっぱなしで終わらせないで、履歴に残すところまでやる。これは、就職・転職を考えている方に特に届けたい話です。
「受けたいけれど、費用が壁で止まっていた」方へ。この機会に、週末にひとつ、気になるテーマのコースを開いてみてください。今日はこれだけ覚えて帰ってください──マイクロクレデンシャルが無料になった、ということ。AWS のアカウントは無料、受講も無料。ここから始められます。
AWS Training and Certification Blog — Microcredentials from AWS are now free