🕛 2026.4.22 09:23 文:みちるガジェ

Framework Laptop 13 Pro、”Linux ユーザーのための MacBook Pro” を名乗って登場

Framework Laptop 13 Pro、"Linux ユーザーのための MacBook Pro" を名乗って登場
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Framework がやってくれた。サンフランシスコの発表イベントで、Framework Laptop 13 Pro がお披露目。The Verge の見出しがいい感じで、“the MacBook Pro for Linux users”(Linux 使いのための MacBook Pro)。正直、わかる。

気になるスペックなんですが、まず押さえておきたいのは Framework 初のフル CNC 機械加工シャーシという点。いつもの「角が四角めでプラスチック感が見える」Framework じゃなくて、ちゃんと金属感で仕上げてきた、という方向転換。

Framework 13 Pro、何が”Pro”なのか

発表内容をざっくり整理すると、

  • 初のフル CNC 加工シャーシ: これまでの Framework 13 シリーズと外観がはっきり変わる
  • モジュラー・修理可能の設計は継続: メモリ、SSD、拡張カード(Expansion Cards)を自分で差し替えられる仕様はそのまま
  • Linux 使いを明確なターゲットに: 発表時から Linux サポートを前面に出している

Framework の強みは「壊れたら交換・増設できる」という一点に尽きていて、そこにMacBook Pro 並みの手触りを足してきたのが今回の目玉。ノート PC の業界で、「修理可能」と「高級感」って長らく両立できないものだったんですよね。

Linux ノート市場での立ち位置

Linux ユーザー向けのノート PC って、System76 の Lemur Pro とか、Tuxedo とか、Star Labs とか、選択肢はいくつかあるんですが、どれもニッチで価格が強気な印象でした。Framework 13 は「ユーザーが自分で組み立てる」という独自のポジションで、Linux 互換性の評判は初代から高かった。

そこに Pro グレードの本体が乗ってくると、「Linux 本気マシン」と「修理できるマシン」の選択肢がひとつにまとまる。これ、中野の狭い 1K で 4 台目のノート PC を考えている私としては、けっこう現実味のある候補です 👀

MacBook Pro と何がかぶるか、何がかぶらないか

The Verge のフレーズ “the MacBook Pro for Linux users” は、あくまで Framework の宣伝コピーを受けたもの。額面通りに MacBook Pro の対抗を狙うというより、「Apple Silicon 以外の選択肢で、質感をあきらめない Linux ノート」という立ち位置だと思います。

かぶる部分:
CNC 加工の金属シャーシ: 手触りの高級感
プロユース想定: ビルド済みでもパーツ選定でも買える
ディスプレイやトラックパッドの仕上げ: これは実機待ちだけど、初代の反省を生かしている気配

かぶらない部分:
モジュラー設計: これは MacBook Pro にはない、Framework の最大の差別化点
Linux 完全対応: macOS を横目に見ながら Linux 一本で組める
ユーザー交換可能パーツ: SSD もメモリも Expansion Card も自分で差し替え

ちょっと気になるところ

発表イベントはサンフランシスコの現地開催で、日本向けの価格・発売日は The Verge の第一報時点では触れられていません。Framework は例年、北米 → 欧州 → 日本の順でロールアウトしてくるので、日本の読者は半年から1年遅れの覚悟は必要。

(余談ですが、初代 Framework 13 が日本法人経由で正式販売されるまで、だいぶ時間がかかりました。今回も焦らず待つのがよさそう)

あと、Pro を名乗るということは、初代 Framework 13 と並列ラインナップになる可能性が高い。つまり初代は「CNC じゃない Framework 13」として継続して残り、Pro が「CNC の Framework 13」という二階建て。ここは Framework の公式発表を見て確認したいところ。

で、買いなのか

正直、Linux を本気で使いたい人、修理可能にこだわる人、“Apple から降りたい”気持ちがある人にはド直球のマシン。モジュラー設計に興味はあっても初代の質感が引っかかって様子見していた層には、ようやく本命が来た、という感触だと思います。

一方、「とりあえず普段使いのノートが欲しい」だけの人には、依然として Framework は少しオタク寄り。「修理できる」のありがたみは、壊れた時にしか見えないので。

個人的には、Pro じゃない初代 Framework 13 の値段がどう動くかにも注目したい。ラインナップ分けで、初代が一段安くなる可能性がある。

続報待ちですね。

The Verge — Framework announces Laptop 13 Pro, ‘the MacBook Pro for Linux users’

Framework 公式

みんなの反応

島ぐらしCTO
(元 IT 企業 CTO・60代男性)

修理可能で金属筐体という組み合わせはずっと業界が出し渋ってきた選択肢で、ようやくまともな候補が出てきた。Framework の Expansion Card は港が選べる仕様で、出張の多い仕事だと USB-A と HDMI を一枚で完結させられる。Linux 対応を前面に出すことで、エンタープライズ向けの開発ワークステーション需要も拾える。
ぬるぽ
(システムエンジニア・30代男性)

MacBook Pro を仕事で使っているが、Apple Silicon 以外で選べる質感のある Linux ノートは本当に候補が少ない。Framework は初代の質感が甘くて見送ったが、CNC 削り出しに振ってきたなら次の更新で乗り換え候補になる。メモリと SSD を自分で刺せるだけで運用コストが全然違う。
町工場のおやじ
(精密部品製造・50代男性)

CNC 加工は設備投資と歩留まりで値段が決まる世界。筐体を CNC に切り替えると原価が跳ねるから、Pro を名乗る値付けになるのは避けられない。ユーザーがネジを外して中を開けられる設計を量産で維持するのは、工程設計としては本当に手間がかかる。修理できる本体を売り続ける姿勢は素直に評価したい。
れんれん
(高校生・2年)

ノート PC をひとりで分解できるって聞いたとき、純粋に面白そうだなと思った。親に壊したら買い直しって言われてから自作に興味を持ったけど、デスクトップしか選択肢がなかった。Framework なら持ち運べるし、バイト貯めて買う目標にしたい。日本で買えるのを待ちます。
社会学D3
(大学院生・20代女性)

研究室では Linux を普段使いしているので、Linux 前提で売ってくれるノートは選択肢として本当に貴重。初代 Framework が世に出てからの数年で、修理可能を武器にメーカーが生き残れるのか試されていた感があって、Pro を出してきたのは市場として持続したという証拠だと思う。
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