
Cloudflareが4月17日、「Agent Readiness Score」という新しいチェックツールを公開しました。要はこういうことですね——「あなたのサイトはAIエージェントにとって読みやすい/扱いやすいか」を4つの観点で採点してくれる診断サービスです。
使い方はシンプルで、isitagentready.com にURLを入れると、Cloudflareがそのサイトに対していくつかの標準チェックをかけて、4つのカテゴリーでスコアを出します。
Accept: text/markdown に応答できるか)さらにx402やUniversal Commerce Protocol、Agentic Commerce Protocolといった「エージェント向けコマース標準」にも対応チェックが入っていますが、今のところはスコアには反映されない位置付けです。
で、何が変わるかというと、同時に公開された「AI agent standards adoption」というCloudflare Radarのデータセットが結構リアルで、Web全体がエージェント向けにはほぼ未対応、という状況が数字で出てきます。
世界のトップ20万ドメイン(広告サーバーやリダイレクトなど対象外カテゴリは除外)を調査した結果が以下のとおりです。
要はこういうことですね——AIエージェントが前提で作られたサイトは、まだほぼ存在しない。逆に言うと、ここは「先にやったもん勝ち」の領域がまだ広いわけです(ちなみにCloudflare自身は、自社の開発者ドキュメントをエージェント最適化に書き換え、AIツールからの回答速度とコストを大幅に改善した事例として紹介しています)。
面白いのは、診断結果で「落ちた項目」ごとに、そのまま自分のコーディングエージェントに貼れるプロンプトを返してくれる設計になっていること。「Markdownでコンテンツを返すようにしろ」「MCP Server Cardを追加しろ」といった実装指示がその場で手に入ります。
さらに isitagentready.com 自体がMCPサーバーを公開していて(`https://isitagentready.com/.well-known/mcp.json`)、`scan_site` ツール経由でエージェントから呼び出せるようになっています。診断ツール自体がエージェント対応、という自己言及的な作り。
個人的に刺さったのは、スコアの「基準」を作ろうとしている点。LighthouseがWebパフォーマンスのデファクトになったように、Agent Readinessが広まれば「AI時代のSEO」みたいな新しい運用指標が育ちそうです。続報待ちですね。
Introducing the Agent Readiness score. Is your site agent-ready? — Cloudflare Blog