🕛 2026.5.26 21:13 文:みちるガジェ

ヒューマノイドが「時給1台」へ。Figure 03、120日で量産24倍を達成

ヒューマノイドが「時給1台」へ。Figure 03、120日で量産24倍を達成
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ヒューマノイドロボットの量産って、これまで「いつかは」の話でした。Figure が公式ニュースで出してきた数字を見ると、空気が少し変わったように感じます。

米 Figure が、第3世代ヒューマノイド「Figure 03」の出荷台数が350台を超えたと公表しました。生産レートは1日1台から1時間1台へ、120日未満で24倍に伸びたとのこと。要は、自社工場が「1日1台つくる町工場」から「時給1台で出荷する量産ライン」に化けた、ということです。

9000個のアクチュエータを内製、SKUは10種類超

Figure はロボットの心臓部にあたるアクチュエータ(関節を動かすモーター部品)を10種類以上、合計9000個超を量産済みと書いています。これ、量を聞くだけだとピンとこないかもしれませんが、ヒューマノイド1体に数十個入る部品です。電池、センサ、構造材、電装まで内製でそろえているのも特徴で、外部サプライに頼らず一気通貫で組み上げています。前世代の「F.02」が BMW の工場で約30,000台分の自動車生産に立ち会った実績があり、第3世代はそのフィードバックを受けて作り直されています。

BotQ は年12,000台、4年で10万台を狙う

量産を支えているのは BotQ という自社工場です。第1世代の生産ラインで年12,000台、4年で累計100,000台のヒューマノイド出荷が目標と公表されています。歩留まりや組立工程は内部の作り込みで段階的に改善中とのこと。歩行制御も基盤モデルが更新され、専用プログラムなしで階段や斜面にも対応するように仕上げてきています。スペック表だけだとただの「規模拡大」ですが、自動車工場と同じ感覚で「ロボットを月単位で揃える」状況が現実になってきました。

国内導入は「価格と保守」次第、夏以降の試験設置に注目

日本の倉庫・自動車・電機の現場ではすでに自律搬送ロボット(AMR)や協働ロボット(コボット)は珍しくありません。ヒューマノイドが入ってくると違うのは、「人が使う通路・道具・棚をそのまま使える」点です。配線も棚替えもいらない。トヨタやホンダ、ファナックも独自にヒューマノイド開発を進めていて、Figure のような量産ペースは比較対象になります。気になるのは、価格と保守体制が日本市場に入ってくるタイミング。導入第一波は北米の大手物流・製造ですが、リース型でこの夏以降に試験設置が出てくるかどうか、そこは見ておきたい話です。

ヒューマノイド界隈は「デモは派手だけど量産は別の話」が長く続いてきました。1時間1台が本物の数字なら、来年の今頃には「工場で見る」じゃなく「コンビニのバックヤードで見る」みたいな話が出てきても、もう不思議じゃない。即現場レビューしたいところですが、まずは日本上陸の続報待ちです。

Figure: Ramping Figure 03 Production

みんなの反応

リリースの鬼
(スタートアップCEO・30代男性)

120日で24倍はハードウェア量産では異常値です。アクチュエータ内製で外部サプライ依存を切ってる時点で、競合とコスト構造が違う段階に入ったとみています。
長距離ドライバー
(長距離トラック運転手・50代男性)

うちの業界、人手が本当に足りていません。荷下ろしや倉庫内の細かい作業をヒューマノイドが引き受けてくれるなら、ありがたい話です。日本にも早く来てほしい。
パン屋のおかみ
(ベーカリー店主・40代女性)

うちみたいな小さな店には縁遠いと思ってましたが、人が使う棚や道具をそのまま使える、というところに目がとまりました。価格次第ですよね。
インフラの仙人
(情シス担当・40代男性)

台数が増えるほど効いてくるのは保守と稼働率の話。アクチュエータ9000個を10SKUに絞ってあるなら、部品共通化で現場のリペアが回しやすくなります。導入する側からは安心材料です。
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