🕛 2026.5.24 17:34 文:ズバッとショウ

DeepSeekが旗艦「V4-Pro」を75%値下げ。期間限定割引を恒久化、料金は4分の1へ

DeepSeekが旗艦「V4-Pro」を75%値下げ。期間限定割引を恒久化、料金は4分の1へ
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DeepSeek が、また値段で殴りに来た。旗艦モデルの料金を、4分の1に固定する話。

中国の DeepSeek が、主力モデル「DeepSeek V4-Pro」の API 料金を恒久的に75%引き下げる、と発表しています。もともと5月31日で終わる予定だった割引キャンペーンを、そのまま定価にした形です。

期限つきだった割引が、そのまま定価になった

ここがポイントで。今回は新しい値下げではない。

DeepSeek は V4-Pro と V4-Flash を1か月ほど前に出したばかり。「100万トークンを安く扱える時代」を掲げての投入だった。その時に付けた割引が期間限定だったのを、今回まるごと恒久化した。要するに、一時的なセール価格が、そのまま通常価格に化けたという話。

100万トークンあたりの値段

数字で見る。V4-Pro の料金は、100万トークンあたり0.003625〜0.87ドル(約0.6〜135円、1ドル155円換算)。値下げ前は0.0145〜3.48ドル(約2.2〜540円)だった。きっちり4分の1に落ちている。

トークンというのは、AI が文章を読み書きするときの数える単位。ざっくり言えば、日本語の文章を相応の量やり取りして、数十円から動かせる水準ということ。1日に数百万トークンを回す企業や開発者なら、月の請求額がそのまま4分の1になる。ここが効く。

狙いは、GPT-5とGemini 3.5 Flashの足元

狙いははっきりしている。

この価格は、OpenAI の GPT-5 や、Google が最近出した Gemini 3.5 Flash といった競合に、強い価格圧をかける水準です。AI を組み込んだサービスを作る側からすれば、性能が近いなら安いほうを選ぶ。DeepSeek はそこに賭けているように見える。正直、力技だと思う。ただ、効く。

安さは武器か、それとも消耗戦か

気をつける点もある。

DeepSeek をめぐっては、過去に Anthropic が「蒸留(distillation)」——他社の高性能 AI から不正に学習する手口——を指摘して批判したことがある。各国で政府の端末からの利用を制限する動きも報じられている。日本の開発者にとって、安さは確かに効く。だが、何を扱わせるか、データをどこへ渡すかは、料金とは別の判断が要る話。

それでも、推論のコストが4分の1になれば、これまで採算に乗らなかった AI 機能が一気に現実になる。今まで「高くて見送り」だったアイデアが、計算し直すと回り始める。料金競争の第2幕は、どこまで下がるのか。値下げの体力が続くのは、はたしてどちらの陣営か。

DeepSeek API Docs: Models & Pricing

Engadget: DeepSeek permanently reduces the price of its flagship V4 model by 75 percent

みんなの反応

みさきの美容室
(美容師・SNSインフルエンサー・20代女性)

投稿の文章づくりや画像の下書きで、AIツールにけっこう課金しています。料金が4分の1と聞くと、正直それだけで試してみたくなる。ただ、お客様の予約データや会話を扱う場面もあるので、安いからどこでも使う、とはいかないかな。値段とデータの安心は別で考えないと、というこの記事の締めに納得しました。
元プロの筋トレ屋
(スポーツジム経営・元プロ野球選手・40代男性)

経営をやってると、毎月かかる固定費が4分の1になる話には耳が向く。うちでも会員向けのメニュー作成にAIを使い始めたところで、コストがネックだった。性能が近いなら安い方、という指摘はそのとおり。ただ消耗戦の値下げは、どこかで息切れする。乗り換えるにしても、長く続く価格かどうかは見極めたい。
くちなしさん
(スーパーのパート勤務・主婦・50代女性)

100万トークンあたり何円、と言われても最初はちんぷんかんぷんでした。でもセール価格がそのまま定価になった、というたとえで急に身近になりましたね。スーパーの特売がずっと続くようなもの、と思えば分かる。直接わたしが使うわけではないけれど、お店のアプリやサービスが安く賢くなるなら、回り回って暮らしに関わる話なんだろうと受け取りました。
コンビニ店長
(コンビニ店長・フランチャイズ・20代男性)

発注の予測やシフトの下書きにAIを使えないか、ずっと考えていました。これまでは小さな店には料金が重くて見送り。それが4分の1になるなら、採算の計算をやり直す価値があります。記事にあった「高くて見送りだったアイデアが回り始める」というのは、まさに今の自分の状況。ただ本部の方針もあるので、そこと相談ですね。
人権弁護士れん
(弁護士・人権系NPO勤務・30代男性)

価格の話に隠れがちですが、蒸留の指摘や政府端末での利用制限は軽い問題ではありません。安さで導入を決めたあと、扱ったデータがどこへ渡るかを後から知る、という順番が一番まずい。料金とデータの扱いは別の判断、という記事の線引きに賛成です。事業者は、契約前にデータの保存先と利用範囲を必ず確かめてほしいと思いました。
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