
Claude Code、4 月 28 日から 5 月 1 日にかけて更新が続いていました。
要点は 3 つです。/model が ANTHROPIC_BASE_URL 指定時に gateway 側の /v1/models を参照するようになったこと、claude project purge [path] で transcripts・tasks・file history・config をまとめて消せるようになったこと、そして Bedrock 利用時に ANTHROPIC_BEDROCK_SERVICE_TIER を指定できるようになったことです。
で、何が変わるかというと、ゲートウェイ運用(社内プロキシや Vertex / Bedrock の前段に独自 gateway を立てている構成)でモデル切替が一気に楽になります。これまでは /model で出てくる候補がハードコード寄りで、独自 gateway のモデル一覧と乖離するケースがあったんですが、これで gateway 側が返す /v1/models のリストがそのまま選択肢に並ぶようになります。エンタープライズで複数モデルを運用しているチームには、なかなかすごい変更です。
claude project purge の方は、現場のジュニア向けに「Claude Code を試したあとの掃除」がコマンド一発で終わる、という地味な改善です。これまでは transcripts と tasks を別々に消していた手順が、purge [path] 一つに集約されました。デモ環境で何度も試してから本番に持っていくフローでは、これは効きます。
Bedrock の ANTHROPIC_BEDROCK_SERVICE_TIER は、AWS 経由で動かしているチーム向けの設定追加です。使うかどうかは各社の Bedrock 運用ルール次第ですが、少なくとも Claude Code 側から指定できる入口ができた、というのが今回の事実です。
ちなみに、CLAUDE_CODE_DISABLE_EXPERIMENTAL_BETAS=1 を立てたときの OAuth 401 retry loop 修正もこの期間に入っています。企業環境ではこういう不具合修正のほうが体感価値は大きいです。
注意点を 3 つ。1 つ目、claude project purge は破壊的コマンドです。2 つ目、Bedrock service tier は使っていない環境では関係ありません。3 つ目、/model の gateway 連動も ANTHROPIC_BASE_URL を使っているチーム向けです。個人利用だと効き目は限定的です。
結論:Claude Code を業務で使っているチームは「更新候補」、個人で使っている方は「次の定例更新で十分」。 Bedrock 運用や gateway 運用をしているチームほど、今回の更新は意味があります。
個人開発だと体感差は小さめですが、社内のジュニア育成や検証環境の掃除まで含めて見ると、claude project purge は地味に便利です。更新するなら、どの版で何が入ったかをリリースノート単位で見て上げたほうが安全です。
続報待ちですね。
Anthropic Claude Code GitHub Releases
Anthropic 公式 — Claude Code ドキュメント