OpenSeaの概要から、NFTアイテムを出品するところまで解説します。
OpenSeaは、NFTアイテムを売買できる市場で、「無料で簡単作成できる」「いろいろなNFTアイテムを出品・売買できる」「NFTアイテムの売る方法を選べる」「複数のブロックチェーンに対応」が特徴です。
OpenSeaを始める前にお金と財布を用意します。またよく使う重要キーワード知っておいたほうがスムーズです。
実際に、OpenSeaのアカウント登録、コレクション作成、ポリゴンでNFTアイテム追加・出品方法を動画で説明します。
OpenSeaは、世界最初で最大のNFTアイテムを売買できる市場です。
アメリカのニューヨーク拠点で、2017年12月にサービスが始まりました。
2017年にNTFゲームのクリプトキティの影響を受けたデビン・フィンザーとアレックス・アタラーによって創業されて、NFTアイテムを自由に取引できるようにするため構築されました。
2021年からの取引高が顕著に上がっていて、2021年8月月には、イーサリアム(ETH)の月間取引高が過去最高の34億ドル(約4,145億円)にもなりました。現在でもその記録を塗り替えそうな勢いです。
2021年3月に村上隆さんがOpenseaでNFT作品を出品して話題になりました。
NFT(Non Fungible Token)は、非代替性トークンと呼ばれています。2014年に誕生し、2021年に急激に関心が集まりました。
NFTは、音声、画像、動画などのデジタルデータとブロックチェーン上の所有情報を紐付けすることができるようになったため、あるデジタルデータを「本物」「1点もの」として技術上わかるようになりました。
誰から購入して誰が所有しているのかわかるため、所有しているなという気持ちをトレードすることができるようになりました。
そのため、デジタルアート作品にコレクタブルな価値が生まれ高値で取引されるといった事が起こりました。
例えば、デジタルデータを普通のお店で買える野球ボールで、NTFデジタルデータを、有名野球選手のサイン入りの世界でたった1つの野球ボールとします。
その有名野球選手ファンがいたら、サイン入りの野球ボールを高く売れます。
NTF作成自体が有料のNFTマーケットプレイスがありますが、OpenSeaならフリーミント機能により無料で作成できます。
アップロードできるデジタルデータならなんでも出品できます。
などカテゴライズされていますが、以下のファイル形式に対応しているデジタルデータならOKです。
MAXファイルサイズ 40MB
売り方は、「固定価格」「オークション形式」を選ぶことができます。
決まった価格で売りますが、購入者側は出品価格以下でオファー(価格交渉)をすることができます。
オークション形式は、「イングリッシュオークション」「ダッチオークション」から選んで売ることができます。
「イングリッシュオークション」は普通のオークションです。値段を釣り上げて入札していって一番高く値段をつけた人が競り落とします。
「ダッチオークション」は、普通のオークションとは逆で、売り手が高めに値段を設定し、どんどん値段を下げていき、最初に買い手がついた値段で落札となります。
現在、イーサリアム、ポリゴン、クラティンのブロックチェーンに対応しています。2022年4月にソラナに対応予定です。利用用途に合わせて選んで使用することができます。
参考までにOpenSeaを始める前に知っておきたい言葉です。
イーサリアムはブロックチェーンで、ETHはイーサリアムブロックチェーンでトランザクションを実行するために使用される通貨です。
イーサリアムの取引手数料です。ガス代は、ネットワークの需要と供給によって決定されます。OpenSeaでガス代を決めているわけではないです。
こちらから現在のガス代を確認できます。
https://etherscan.io/gastracker
ガス代はイーサリアムの取引を検証、記録するマイナーさんへの報酬に使われます。つまりイーサリムが移動した際にガス代は発生します。
暗号資産ウォレットは、個人がデジタル資産を保存および取得できるようにするアプリケーションまたはハードウェアデバイスです。
OpenSeaでは、「MetaMask」が一般的に使われていて、スマホではCoinbaseCryptoWalletが多く使われています。
ウォレットアドレスは一意です。これは、仮想通貨またはNFTを仮想通貨ウォレットに送信するときに人々が使用するアドレスです。
簡単にいうと、まずOpenSeaで使うお金とそれを入れるお財布を用意します。
NFTアイテムを売買する時に、ETHというお金を使います。取引所は、普段使っているお金と暗号化資産を交換できます。旅行に行く時に、現地通貨に両替するイメージです。coincheckなどで口座開設をします。
Chromeの場合、次のリンクからChrome拡張機能のMetaMaskをインストールします。
OpenSeaのアカウントを登録します。暗号化ウォレットを連携するだけなので簡単にできます。
アカウントのプロフィールを変更します。プロフィールロゴ、バナーや説明文を編集します。
コレクションは、NFTアイテムをまとめるフォルダのようなものです。
「Payment tokens」で使用できる通貨を複数登録できます。
「Creator Earnings」の「Percentage fee」は、ユーザーがアイテムを再販する際に、NFT作成者へ最終販売価格から還元される割合を設定します。最大10%まで設定ができます。
例えば、NFT作成者のAさんが10%のPercentage feeをかけて、Bさんに100ETHで売り渡したとします。その後、BさんがCさんに200ETHで売った時、Aさんにも10%分(20ETH)の利益が還元されるというものです。
NFTアイテムの特徴、性質、属性を「Properties」「level」「Stats」で設定することによって、ユーザーが検索する際に役立ち、NFTアイテムの希少価値を高めます。
NFTアイテム追加をした後、値段や期間を決め出品します。ポリゴンで出品する場合、「固定価格」のみでの販売になります。
NFTアイテムが出品できました!