
任天堂が Switch 2 で 『Star Fox』 を出します、という話。発売は 2026 年 6 月 25 日、ダウンロード版 5,480 円・パッケージ版 6,480 円(いずれも税込)、すでに任天堂日本サイトで予約受付が始まっています。
5 月 6 日(米国時間)に予告ゼロで「Star Fox Direct」が走り、N64『スターフォックス 64』(1997 年)の正面リメイクが Switch 2 独占で発表されました。残り 49 日。Switch 2 立ち上がり期のソフトラインアップに、ようやく N64 級の柱が 1 本入った格好です。
任天堂は今回、新作 1 本のためだけに専用 Direct を立てるという、わりと珍しい打ち方をしました。前触れなしの直前告知、内容はほぼ Star Fox 1 本に集中。Engadget が「a cinematic take(シネマティックな再解釈)」と紹介した通り、リメイクといっても 絵作りと演出を現代基準に揃え直した作り です。
Fox・Falco・Slippy・Peppy の 4 人組はそのままに、ビジュアルとキャラデザを再設計。フルボイスのカットシーンと、ステージ間に挟まるミッションブリーフィング。多くの人が真っ先に思い出す「全方向ぐるりカメラの Arwing 戦」も健在で、ステージ構成と仲間とのやりとりは昔のままに、絵だけが現代に追いついている、という設計。原作『スターフォックス 64』はシリーズの代表作で、Wii U バーチャルコンソール / Switch Online でも何度も再販されてきた看板タイトル。「30 年越しの正面リメイク」という座組です。
本命は、N64 世代のファンです。あの空中戦の浮遊感とバレルロールの感覚を、Switch 2 の 4K 表示でやり直したい人。Engadget の記述を踏まえると、ステージレイアウトとセリフ回しは原作の「あの感じ」を残す方針のようなので、当時を通った世代には素直に届きます。
そこに、Switch 2 を本体だけ買って何を遊ぶか迷っている層が乗ります。マリオ系は揃ってきましたが、シューティング寄りの大型タイトルが薄く、6 月の柱が 1 本入った意味は大きい。
最後に、オンライン対戦勢。後述する 4 vs 4 バトルモードと、Switch 2 の新機能 GameShare で、フレンドとカジュアルに対戦する文脈が用意されました。Splatoon ほど競技性に振らない、もう少しゆるい対戦が欲しかった人が拾える一本になりそうです。
買うかどうかを決めるための材料を、Direct から拾えるだけ並べます。
キャンペーンモード(本編シナリオ)は 3 段階の難易度(easy / normal / expert)で、expert は通しでうまくプレイすることでアンロックされる仕様です。「クリアしたら次の難易度が解放される」という古典的な作りを、現代的なやり込み導線として戻してきた格好。
次にチャレンジモード(タイムアタック・ノーミスなどのお題消化)。N64 当時は「ハイスコアを狙う」しかなかった反復遊びを、現代風のお題ベースに置き換えた、と読むのが素直です。
そして 4 vs 4 のバトルモード。3 ステージあって、Corneria は陣地占領、Fichina はクリスタル収集、Sector Y は宇宙海賊からの取り合い(フェッチクエスト型)。プライベートマッチと、誰でも参加できるオープンキューの両方に対応します。GameShare(Switch 2 の新機能、本体 1 台のソフトを近くの本体と共有してマルチプレイ可能にする仕組み)対応はここで効いてきます。ローカルでもオンラインでも、片方が本体を持っていれば対戦に混ざれる。Splatoon や Mario Kart のように「全員ソフト買ってからスタート」のハードルが下がる、という設計。
ローカル協力プレイは 2 人で 1 機の Arwing を分担する方式。1 人が操縦、もう 1 人が砲手という、N64 の協力モードを思わせる作り。ソファ協力プレイ派が拾えます。
発売 2026 年 6 月 25 日。Switch 2 独占。難易度 3 段階、バトルモードは 4 vs 4 で 3 ステージ。対応コントローラはリバイバル N64 と Joy-Con 2 マウス。ネットワークは GameShare と GameChat の対話アバター。
日本での希望小売価格は、ダウンロード版 5,480 円(税込) / パッケージ版 6,480 円(税込)。任天堂日本サイトでは 予約受付中 です。6 月発売の任天堂タイトル枠として、カレンダーに置いておきたい一本。
ひとつだけ。「リメイク」と言っても完全新作ではない点は前提として持っておきたい。Engadget の表現を借りれば「a cinematic take(映像的な再解釈)」で、ステージ構成や敵配置は原作 64 ベース。新規ステージや新規ボスがどれだけ追加されているのかは、現時点の発表からは読み取れません。
期待値の置き方としては、「N64 のスターフォックスを、現代の絵作りと現代のオンライン環境で、もう一度 Switch 2 でやる」が近い。完全新章を期待すると外す可能性はあります。実機レビュー出るまでは、過去作と並べた地続きのリメイクとして見ておくのが無難。
あと、Star Fox はシリーズの過去作(Star Fox Zero / Star Fox Guard / Star Fox 2)でユーザー評価が割れた歴史があります。先に Direct の映像で操縦感を確認してから判断するのを強くおすすめします。Joy-Con 2 のマウス操作とリバイバル N64 コントローラ、どちらの操作系を主軸に据えるかでも遊び心地は変わるはずです。
買い前提で、まずは Direct の映像を腰据えて見るのが正解です。Switch 2 を持っているなら、予約受付中の今のうちに日付を確保しておく価値あり。N64 世代で、あの空中戦の感覚をもう一度欲しい人は、迷わなくていい一本になりそうです。Switch 2 本体をまだ持っていない人は、6 月発売の Star Fox を「本体導入のきっかけ」にできるかどうかで判断してもいい時期に来ました。セーブして次に行きましょう。
Engadget — A Star Fox remake is heading to Switch 2 on June 25(英語) / 任天堂プレスリリース(BusinessWire・英語) / Nintendo Switch 2 公式サイト