🕛 2022.4.7 17:41

MetaMask 連携方法と安全に使うには

MetaMaskは、2016年9月に公開されたイーサリアムブロックチェーン専用のウォレットです。

ブラウザーやスマホとイーサリアムブロックチェーンのブリッジになります。

MetaMaskを安全に利用するためには、シードフレーズを流出させないようにしましょう。

MetaMask のセットアップ手順とダッシュボードの各メニューを解説します。

MetaMaskとは

MetaMask とは、簡単に言えば、イーサリアムで使うお財布です。

MetaMask の中に実際にお金が入っているわけではありませんが、イーサリアム系の通貨やNFTを購入、保存、交換ができます。

イーサリアムブロックチェーンベースの分散型アプリケーション(Dapp) や分散型金融(DeFi)サービスへ連携して決済ができます。

GMOコインやbitpointなどの暗号資産取引所からETHを購入して、MetaMaskにETH転送して各サービスで決済するかたちが利用方法の一例です。

MetaMaskは、ブラウザー拡張機能 とスマホアプリがリリースされています。

ブラウザ(ChromeやFirefoxなど)やスマホ(iOSやAndroid)とイーサリアムブロックチェーンの間の橋渡しの役目になります。

無料で使えます。

MetaMaskはビットコインは使えるのか

MetaMaskは、イーサリアムブロックチェーンのトークンのみをサポートしているので、ビットコインは使えません。

MetaMaskの開発・運営元はどこなのか

ConsenSysというイーサリアムを専門に扱うブロックチェーンソフトウェア技術企業です。

創設者のジョセフ・ルービンの下で2014年に事業を開始しました。ニューヨークのブルックリンが拠点です。

大規模なコミュニティでソースコードをレビューおよび更新、改善をしています。

MetaMask のソースコード

https://github.com/MetaMask/metamask-extension

MetaMaskを利用する上で年齢制限はあるのか

ウォレットを使用する上で年齢制限はありませんが、暗号化資産を取引所で購入する際に、年齢制限があると思います。

MetaMaskは安全なのか

2016年9月に公開され、2100万人以上のユーザーが利用していますが、これまでにMetaMaskで大きなハッキング事件は発生していません。

現時点での安全に対する実績は高いです。

MetaMaskは、ウォレット所有者のパスワードと秘密鍵をリモートサーバーではなくユーザーのデバイスに安全に保存する仕組みです。

リモートサーバーから漏洩するリスクはありません。

懸念点

MetaMaskはホットウォレットであるため、どうしても盗難、ハッキング、フィッシング攻撃に対して脆弱になります。

ウィレットの種類

  • ホットウォレット – インターネットに接続されたウォレット
  • コールドウォレット – インターネットに接続されていないウォレット

MetaMask セットアップ時に、暗号鍵の元になるシードフレーズと言われるいくつかの単語を並べたフレーズを作成します。

このシードフレーズが他の人に盗まれてしまうと、MetaMaskで保管している資産が流出してしまいます。

安全対策

MetaMaskを使用していない時はロックしたままにする

ブラウザー拡張機能を利用している場合、暗号化トランザクションを実行している時は、一度に1つのタブだけを開き、使用していない時はMetaMaskウォレットをロックしたままにしておくことを勧めます。

MetaMaskを公共Wi-fiで使用しない

空港や飲食店などの共有で使用できる無線LANを利用した際、万が一パスワードが不正傍受され、接続している端末が乗っ取られると、勝手に起動され資金が抜き取られてしまう可能性があります。

公共Wi-fiを利用する場合は、信頼できるVPNを利用したほうがいいです。

シードフレーズを絶対に他の人に伝えない

シードフレーズが盗まれると、あなたのMetaMaskへアクセスされ完全にコントロールされてしまいます。

どんな手段で聞かれても絶対に教えてはいけないです

MetaMask公式の手順以外で、政府、企業、誰からもあなたのシードフレーズを尋ねることは絶対にありません

シードフレーズは、クラウド上に保存せずインターネットから切り離したところで保管しておく方が安全です。

MetaMaskのフィッシングサイトがあった

Googleの検索広告の最上部にMetaMaskのフィッシングサイトが掲載されていたことがあります。

偽のMetaMaskから本物そっくりの悪意のあるブラウザ拡張機能をダウンロードした後、ユーザーがウォレットをリカバリするためのシードフレーズを入力するように誘導され、詐欺師に送信されます。

シードフレーズを入手した詐欺師によって、資金が盗み出される事件がありました。

MetaMask を利用するさいは、きちんとダウンロードするサイトを確認しましょう。公式サイトからダウンロードするようにしましょう。

MataMask 公式 https://metamask.io/

ードウェアウォレットを使用する

イーサリアム系暗号資産を大量に保有している場合、MetaMaskは使わず、Ledger Nano ようなコールドウォレットであるハードウェアウォレットを選択したほうがよいです。

もし暗号化資産が盗まれたらブロックチェーンの性質や法整備の状況から戻ってくることが難しいです。

MetaMask始め方

MetaMaskセットアップ方法

暗号資産ウォレット「MetaMask」を準備

Chrome

次のリンクからChrome拡張機能のMetaMaskをインストールします。

MataMask 公式 https://metamask.io/

IOS・Android

スマホにMetaMaskをインスールします。シークレットリカバリーフレーズとパスワードを作成するかインポとすると利用できます。

MetaMask - Blockchain Wallet

MetaMask – Blockchain Wallet

MetaMask無料posted withアプリーチ

MetaMaskの使い方

MetaMask

複数のアカウントを作成、管理

マイアカウントを開くと、複数のアカウントを作成、管理できます。

公開鍵について

公開鍵は資産を受け取るためのもので、例えるなら銀行口座のようなものです。

アカウント名をクリックすると、[クリップボードにコピー]が表示され簡単にコピーできます。

購入

イーサリアム(ETC)またはその他のERC-20トークンをアカウントにWyreTransakで購入するか、既に持っている場合は直接デポジットできます。

現時点では、決済の面で国内の取引所で購入してMetaMask に送付したほうがスムーズです。

送金

イーサリアム(ETC)またはその他のERC-20トークンを送ります。受信者の公開鍵を入力しガス代を調整して送信します。

スワップ

イーサリアム(ETC)とその他のERC-20トークンを相互に交換できます。ガス代がかかります。

アセット

保有しているイーサリアム(ETC)またはその他のERC-20トークンの一覧です。

アクティビティ

MetaMaskのトランザクション履歴が確認できます。トランザクションは、Etherscan でも確認可能です。

その他のERC-20トークン
  • テザー(USDT)
  • チェーンリンク(LINK)
  • バイナンスコイン(BNB)
  • USDコイン(USDC)
  • ラップドビットコイン(WBTC)
  • ダイ(DAI)