デザインをしたことが無いけれどSNSやブログの画像を自分で作りたい、どうせ作るならハイクオリティなものが欲しい……
簡単操作でおしゃれなコンテンツを作ることができると評判の「Canva Pro」の利用がおすすめです。
今回はCanva Proを使ってみたい方向けに、Canva Proを使うことのメリットや実際の使い方・商用利用の注意点までわかりやすく解説したいと思います。
Canva Proとは、あらかじめ用意されたテンプレートや素材を加工・組み合わせることで、簡単にデザインができるツールです。
私が特に使用しているのは、テンプレートを使用した記事内デザインコンテンツの作成です。
おしゃれな画像を使用して自分のブログを彩りたいけれど、わざわざプロに頼むほどの余裕はない……こんな場合はまさにCanva Proの出番と言えます。
基本的にはパソコンで編集を行いますが、Canva ProはiPhoneやandroid向けのアプリも充実しており、画像の加工とちょっとしたデザインだけならスマホでササッと済ませてしまうこともあります。
アカウントを登録すれば複数のデバイスで作成したデザインを共有することができるのも嬉しい機能です。
実はCanvaは無料で利用することも可能で、Canva Proを使うためには月1,000~1,500円の料金を払う必要があります。
なぜ無料で使えるのにProを使うのか?
それには、Canva Pro特有の5つのメリットがあるからなんです。
Canvaを使っていて「ああ、Proにアップグレードしたい」と初めに思ったのが、使いたいと思った画像・イラスト素材がProでないと使えないと知ったときでした。
もちろん無料版でも非常にたくさんの画像・イラスト素材を使ってデザインをすることはできますが、特にハイクオリティで使い勝手の良い素材はPro専用であることが多いんです。
Canva Proに登録することで、追加料金無しで7,500万件以上の画像やイラスト素材を使いたい放題になります。
有料の素材サイトに登録する必要も無くなり、コスパ的にも大助かりでした。
7500万点の素材が無料画像の背景部分を削除して手前の人物だけの画像にしたい時、Canva Proであればワンクリックで簡単に処理ができます。
Canva Pro以外で画像の背景の切り抜きを行おうとすると、高価な画像編集ソフトか無料ソフトを使うことになりますが、画像編集ソフトは金額面、無料ソフトはクオリティ面に不安が残ります。
その点、Canva Proの背景削除機能を使えば、追加料金無し・ワンクリックで、非常にクオリティの高い編集ができます。
Youtubeのサムネイル、Instagramの投稿画像、ブログやNOTEのアイキャッチ……Canva Proなら、「マジックリサイズ」という機能を使うことで、一つの画像をこれらのサイズに合わせて自動で加工することが可能です。
画像内の素材や配置も自動で最適化されるので、一つ一つ手作業でサイズを変更する手間が省けます。
もちろんマジックリサイズでおおまかなサイズ変更を行ってから、気になるところだけ修正することも可能です。
デザインを複数人で進めたいときにもCanva Proが活躍します。
チームを使ってアカウントに招待することで、1アカウントにつき5名まで同時にCanva Proを利用可能です。
月々1,500円でこの価格はとても魅力的と言えます。
共有設定をしたデザイン以外は他の人の目に触れることは無いので、プライバシーに配慮しながらチーム作業を進められます。
長くデザイン作業を行っていると気になってくるのが容量の問題です。
Canva Proなら、100GBのクラウドストレージに増えます。
容量を心配したりパソコンの動作の遅さにイライラしたりすることなく、安心してデザイン作業に没頭できるんです。
それでは実際にデザインを制作してみましょう。
今回はブログのアイキャッチを作ってみたいと思います。
まずはアカウント登録をしたあと、「デザインを作成」を選択し、大きさを選んでキャンバスを作ります。
左側の「素材」タブの中から使用したい素材をクリックすると、右側の作業スペースにその素材が配置されるという流れです。
図形を配置・加工したり、文字入れを行ったりすることができます。
文字入れをしてみます。
せっかくなので、先ほどご紹介した背景削除機能を使ってみましょう。
素材タブから使いたい写真を選択して作業スペースに配置し、「画像を編集」→「背景リムーバ」をクリックします。
すると、ものの数秒で画像のように背景が削除されるんです。
女性の髪の毛の細かい部分まで見事に切り抜かれています。
透過画像を簡単作成最後に各素材の配置や大きさを調整して、画像の出来上がりです。
完成したデータは右上の「ダウンロード」からPNG・JPEGといった形でダウンロードが可能です。
今度は、別のデザインを使用し、YoutubeのサムネイルをInstagramの投稿画像用に加工してみます。
左上の「サイズを変更」をクリックし、「Instagramの投稿」を選択すると、
Instagramの投稿用に画像のサイズが変更されました。
ただデータを真四角にするのではなく、犬や文字の大きさも変更されています。
Canva Proでは、以下の3つの点に気をつけることでクオリティの高いコンテンツを作り出すことができます。
Canva Proの最大のメリットであるテンプレートや各素材をフル活用することで、デザイン全体のクオリティを高めることができるでしょう。
特にテンプレートは使用目的や媒体に応じてたくさんのデザインが用意されており、ちょっと文章を変えるだけですぐにコンテンツが完成するレベルです。
Canva Proの機能を生かし、かつインパクトのあるデザインをするなら、写真素材の使用がおすすめです。
背景削除機能を使って無駄な部分をそぎ落とした写真を大きく配置することで、目を引くデザインにすることができます。
UdemyでもCanva Proの講座が多数あります。使い方に迷ったらこういった講座を受けるのも近道です。
最後に気になる商用利用について簡単にご説明しましょう。
基本的に、Canvaで作成したデザインは無料版・Pro版関係なく商用利用をすることができます。
ホームページへの掲載やSNSへの投稿・名刺として配布といった利用であれば特に問題は起こらないでしょう。
ただし、加工を全くしていない状態でテンプレートや素材を販売することはできません。
あくまでテンプレートや素材を使用して独自のデザインを作ることが求められます。
また、Canva Proのテンプレートや素材を使用したデザインは商標登録が一切できません。
もしゆくゆくは商標登録をしたいとお考えの場合は、Canvaの使用は避けるべきと言えるでしょう。
ここまで、Canva Proについてそのメリットや使い方・商用利用する際の注意点などについてご紹介してきました。
たった5分でクオリティの高いデザインを簡単に作れました。
これで料金も月々1,500円(年払いなら月1,000円)ならお手軽だなと思いました。
Canva Pro で簡単にデザイン作成できることを試してみてはいかがでしょうか。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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